中国茶の道具を調べていると、「茶道六君子」と呼ばれる一組の補助道具に出会うことがあります。これは主となる急須や茶杯とは別に、茶葉を扱う場面などで用いられる道具をまとめた呼び方です。本稿では、公開されている茶器具資料に示される名称を手がかりに、六つの道具を整理します。
茶道六君子は、六つの補助道具をまとめた呼び方
公開されている茶器具の資料では、茶道六君子(茶道組・茶道六用とも呼ばれます)は、茶夾・茶則・茶漏・茶針・茶匙・茶筒の六点として示されています。ここでいう六点は、資料に見られる一般的な整理です。すべての販売セットが同じ構成である、あるいは毎回そろえるべきだという意味ではありません。
六つの名称を簡潔に見る
- 茶筒
- ほかの道具を収めるための筒状の器です。
- 茶則
- 乾いた茶葉を取り、急須や茶壺へ移す場面に用いられる道具です。
- 茶匙
- 茶葉を壺へ寄せ入れたり、茶殻を取り出したりする際に使われる道具として紹介されています。
- 茶漏
- 茶葉を入れる際に壺口へ置き、口の狭い器へ移すための補助具です。
- 茶夾
- 杯を扱うための道具として紹介されます。本稿では衛生性や安全性の効果までは断定しません。
- 茶針
- 壺の内側や注ぎ口に関わる補助具として示されます。具体的な手順や器への適合は、道具ごとの案内を確認してください。
茶則と茶匙は、同じ名前ではありません
資料上、茶則は茶葉を取り分けて移す道具、茶匙は茶葉を寄せ入れる、または茶殻を扱う道具として区別されています。茶則を初めて選ぶ方は、茶葉を急須や茶壺へ移すための茶則の案内もあわせてご覧ください。
SEKIMONOの茶則について
SEKIMONOでは、茶葉を取り分けて茶壺や急須へ移すための茶則を扱っています。金蟾吐瑞|茶則は、その用途のために仕立てた現行商品です。これは茶道六君子の一式を販売するという案内ではなく、茶則という一つの道具のご案内です。