中国茶の投茶量を決めるとき、先に知りたいのは「何グラムか」だけではありません。茶葉の種類、水量、器、淹れ方が変われば、参考にする量も変わります。数値は、どの茶葉を、どの器で、どのように淹れるためのものかと一緒に読みます。
茶種と器が決まってから量を見る
安渓県人民政府が紹介する鉄観音の淹れ方には、蓋碗を使う場合の投茶量の例として5〜7gが示されています。同じ案内でも、茶具の大きさや好みによって調整するとされています。
また、湖南省市場監督管理局の磚茶に関する消費者向け案内では、直泡法について茶と水の比率、お湯の温度、抽出時間を組み合わせた例が示されています。これは磚茶のための条件付きの案内であり、別の茶種や器にそのまま当てはめるものではありません。
確認する順序
- 茶葉の種類と形状を確認する。
- 使う器の容量と、淹れ方を確認する。
- 茶葉の生産者や販売者が示す案内、または出典のある条件付きの例を読む。
- 必要に応じて、はかりで実際の量を確かめる。
投茶量は、濃さの好みだけでなく、器と抽出条件にも関わります。ひとつの数値をすべての中国茶の基準として扱わないことが大切です。
茶則は計量器ではない
SEKIMONOの茶則は、茶葉を取り分けて茶壺や急須へ移すための道具として案内されています。たとえば金玉満堂|茶則と金蟾吐瑞|茶則には、それぞれ外形寸法が表示されていますが、茶葉を何グラム量れるかという容量は記載されていません。
量を確かめた茶葉を器へ移すときの流れは、茶則を使って茶葉を急須・茶壺へ移す方法で紹介しています。茶則の形や表示寸法を比べたい場合は、茶則のサイズ比較|SEKIMONO 7作品の長さと幅をご覧ください。