茶器の手引き

白茶の淹れ方|ガラス茶器と白磁蓋碗の使い分けと香りの引き出し方

中国福建省の特産である白茶(白毫銀針・白牡丹など)。シルバーホワイトの産毛に覆われた若芽は見た目にも美しく、淹れ方によって爽やかな甘みと上品な花蜜香が広がります。白茶の魅力を引き出す「耐熱ガラス」と「白磁蓋碗」の使い分けを整理しました。

1. 白毫銀針(新芽)はガラスグラスで愛でる

一芽のみを贅沢に集めた「白毫銀針(はくごうぎんしん)」は、透明な耐熱グラスを使うと、お湯の中で若芽が垂直に直立して舞う姿(茶舞)を視覚的に楽しめます。

  • 適正温度:85〜90℃(熱湯を少し冷ます)
  • 淹れ方:グラスに8分目まで湯を注ぎ、上から茶葉をふわりと浮かべる「上投法」が適しています。

2. 白牡丹・寿眉(葉茶)は白磁蓋碗で香りを凝縮

葉と芽が混ざる「白牡丹」や、成熟した葉を含む「寿眉」は、香りのボリュームが豊かです。薄手の白磁蓋碗を使い、95℃前後の熱湯でサッと抽出することで、蓋裏に凝縮する杏や蜜のような香気を余すところなく味わえます。

3. 白茶の抽出比較

茶葉銘柄 推奨器 湯温目安 抽出スタイル
白毫銀針(新芽) 耐熱ガラスグラス 85〜90℃ 蓋をせず、若芽の直立を鑑賞
白牡丹(一芽二葉) 薄手白磁蓋碗 90〜95℃ 10〜15秒の軽快な出湯
老白茶(熟成寿眉) 紫砂壺 または ガラスケトル煮出し 100℃(沸騰湯) じっくり蒸らすか弱火で煮出す

白茶の湯温については、中国茶のお湯の温度管理もあわせてご覧ください。

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